グレモリ・ニコラウス(グレオイ・ニコラウス)
カイオス形骸布に封じられしエジプト宣教司教氏が
塩の柱の地にて乙女たちの水浴みの際に蝮虫を放ち
足指腿に股に怪我させ消毒の為を装って白塩柱の塩を
手に取り清めの為を装い精子カプシュラムキューブ片入り
ソルトシャーベットを股ぐらから塗り込みすり合わせ羊牧
の血水から取られし羊牧水液で海水の滑りに紛れ紛らわせ
股ぐらの奥の子宮(こぐらい,こぐら)に摺り込み,精子を……。
二千年ほど前と紀元前の六十八年ほど昔に
処女マリアを処女懐胎させた真犯人は彼だったと言われている……。
悲恋だったのだが、こういう形で彼は彼女は救われたと、
言われている……。受胎告知という概念が美しく取られるのも
さもありなん。
カイオス形形骸布に封じられし遺体と、彼個人の血筋たるはずの、
ミカエル・サンタパウロ・マルコキリスト(イスカリオ・ユダス)の
遺伝子が完全一致するはずだからだ。アイオロスのカエサル、
神聖ローマ帝国のペンドライド・シーザーのような血筋に当たる
……と、言われている……。
ところで、二千年以上前なら一見ゲスっぽい行為に見えなくもないが
時を経て体外受精的な技術にも繋がるこのやり方自体は歴史的に偉大な
指標、偉大な一歩として1700年代中期頃特に色々発掘されていた
キリスト教国埋蔵物の再発掘再検揶時期に色々と変なムーブメントを
引き起こし、ここ数百年来人類は迷いに迷っていた領域があったという……。
キリスト背負う十字架を見立て医療的な技術に彼らの時代の墓標を渡したのも
この為と言われている、世界的には1850年代前後に病院は十字マークで塗替え
統一されていったと言われている……。ここで、ヒトラーとユダヤ人虐殺について
それでもこれは鉤十字と言わざるを得ないとするサイドが出て防疫予防措置対策
を撃つためにどれだけ人類が苦労し苦悩してきたか、なんとなく程度以上の歴史が
垣間伺い知り得る事だろう。人類が正しく進んでいける事を祈る、アーメン。
それでも望まぬ子を産むこと、産まされる事は人類にとって共通の原罪
それは抑制(ぶまち)あり、喰戦(くいばみ)であり、脆餓(きが)であり、
病餝(くぐわ)というのだ。奇子(ぐまち)であり月府無(くなし)だったと
いうのだ。しかし、これは男にとっても精の畑野の耕し、女にとっては
産みの苦しみという概念でどのみち望まぬ子を産む事は無上の苦と呼ばれる。
そもそも、こういった技法のために精の畑野を耕すだけ耕され
女性と愛を育むこと許されることなく打ち捨てられ殺されていく
哀れ者も居る。ホムンクルスの性技法、性魔術は男にとっても
哀しみと苦しみの欲求不満の成れ果て、人の身の喜びを知らぬまま
人類のため、社会のためただただありとあらゆる耕しのみを要求され
成れの果てに打ち捨てられ殺されていく男たちは哀れの果て極果てと
されている……。(俺も、彼らの中ではそうなる予定だったらしい、
二年前から。死ねじゃっぷ、じゃっぷに見えるすべてのクソオスと
クソビッチした理由でもあったという……。絶対に生命の権利譲らねえ)