アリトフ・レルヤ・アラヤ、
つまり損ないの手、互い違いの手、銀の左腕、金の右腕、
雄越の右と融蝕の左を互い違いに入れ替えたもの、つまり、
左右の手を互い違いに入れ替える手術であるということ。
逆巻きのツビィクア、つまり逆流のロープ
アラヤ・エルゴノートン、失ったものの代償、
つまり接合縫合手術だったという事。当時、
研究が進み、既に行き着く処には行き着いていたという事
逆巻きのツビィクアは、それでも
産まれながらに自分自身を持たない、
産まれた時には終わっていた結び目
チ◯コが無く他の男とすげ替えられた男を指す、
そういう、そういった領域の話も、あるにはある。
ヘブルの語にしてアバドン、
ギリシアの語にしてアポルォン
つまり、
頡洛病の任霓者、つまり下半身特記の障碍者が増えた街では、
どのみちそんなものだったのかも知れないが。当時の苦艾被害が
どれだけひどいものだったのかが目に浮かぶように理解るようだ。
そういえば、他人のペニスを他の男の下半身に縫合手術して
失われたペニスを取り戻すという治療手術が最近ある、と
ネットニュースを近年ネットワーク上の何処かで見た。
神が、もし、我々にいま、告げているとしたら、おそらく、これは……。
その警告を、府座しに、今この時代だからこそ、来たのかも、知れないな……。
いずれ、闇の量産工場で縫合離体用に量産養殖されたペニスが
要らなくなるにつけ大量に廃棄され、骸離核蟲、テツイナゴや
カブトガニ、オウムタニグムシのようなものに……、食わされ、
いずれ人間の世を蝕む最厄の病毒素が流出するかも知れないからだ
あるいは、コロナにも……。