Victo-Epeso 's diary

完全犯罪という名の人類原罪と戦う有名人です。

🫂人造人間ホムンクルスの技術、ホムンクルスたちの世は二千年前にして既に確立していた

産まれたばかりの生着の男子の股間周りから

髄と髄血の混じった体液と、精嚢の混じった陰嚢から

内含服液を細い針を刺して点じ稔じ抜き取る。

 

これを特殊な溶液を以てして、

五歳以上支之御倉が開いたか否やの最低限度の

女子から巾き抜き取った血といなじ芽枇りの肉致

たわけき腫肉の塊を、これもまた溶液に内引く硝石の

瑛の小瓶に移し、専用の薬液と煮沸括体化して活露した

映え生りの血の隋の透明な体素液をとを用いて保管しながら

 

主精シュセイと血漿チトバと腫肉府シュニクフの捌ベツを用てして

ほんのニ三歳や四五歳までの男女の間に子を作り仔を成す

失敗作を幾ら捻出しても、成すがままに成すまで為し続け

作し生し続けるというのだ。人類の身体が大量生産の

安上がりの獣に落ちる落月の時だったのだ。

これぞ至鈞<ECLIPSE>

 

そして、落子たちを血肉として都市の漆と礫石と轢蝋と

圭晶の骨片の硝子、爪と歯から取られた滑灰を……。

 

塗りて固められし人の土肉で作られし万魔の都

ロディオ・ロデウム・ロディア・パンデモニア

といったような……。伝説が残っている。

 

徒土から作られし万魔の都、

人の身を物瑠の行果のように扱い

すべてを人の世が為の飾贄として捧げし都

 

王血のようなものの持ち主たちは特に徴用され、

重用されそのような人の宮の肉の宮の都市の為の

成れ果てとして扱われたのだという……。

 

徒土から産まれし徒泥

アダトから生じたアダマ……、

 

アダマンタイトの徒土の成れの果てなる血と肉の宮殿

 

本人の凝血と最も適するクリスタルスカルと親しい血の

溶血と触灰で塗り固められし漆、そして金剛杓土の黒兜、

金の飾角と額に捧げられし銀飾と青銀のフィーア……、

 

つまり放射性活物鉱床のクヴェルを火と、熱とで

精錬した珠石のクウェル・ランタ・ラフィーア、

……光と熱と水を捧げながら被験者両名の間に、

 

その黒き兜、記憶を捧げる為の囑冠の額から頭部、

当てる事によって……、脳神経活性の光学的な……

電磁的な収束をそっくり似せられるよう、

 

同期させられるように……上の世代の

神がかった英傑から経験を記憶を移植する

技術があったのだ。しかし、それでも尚これは

禁断の呪法とされた……。人間の人の身における

下の欲求、下半身の個別性感覚を失い、純潔性や

純愛性を失ったり奪われたりしがちだったから、というのだ……。

 

夢や文化や道徳、栄光と美を失った人類は獣に落ち、

また新たなる純愛の対象を求め偶拝の対象を求め

もっともそれが叶うに相応しきであろう対象を見出し

育て上げようとする……。

 

 

それによって、将来を誓いあったが侭に、それでも

何者とも結ばれる事なく、結び合わされる事なく、

貞潔にして純潔の純愛を護り捧げる為……、

 

その誓いあった恋人との心中をも覚悟し……、

死後の転生のような概念を互いに信じ、互いに誓い……。

 

転生後……それがあったとして、その純愛を阻むすべてを

焼き焦がし焼き滅ぼす為に、戦いを挑み……、結局、ついぞ

その生においては何も得られず、死んでいった籠の中の鳥たち……。

 

そのような概念……、それでも、血の呪に落ちていった民草たちの

中から、大事にされ……隔離された宮殿の……エデンの園のような

場所で育て上げられ……、大事に見守られ……。最後、それでも

何も得られずに死んでいった、栄光の王子と王女……。

 

その怨念から生じた血みどろの争いが、すべての離宮

鉄の稲妻の災禍過剰、悪霊の禍の咼から生じた……

死の連鎖によって、すべてを破壊、していった、

そのような事も、過去に事例としてあったというのだ。

 

 

女たちの怨念の最果にあった知識、

「死を、死した後の転生を」

男たちの怨憎の最果にあった知識、

「生きよ、そして万(よろず)敵なるものの限りすべてに死をもたらせ」

 

そうする事によってのみ、死後、生まれ変わった後に、互いに栄転を

果たす事もあり得るであろう事を、万物、万象の歴史に誓ったままに……。

 

汝らは、生命の実を、善悪の知恵の実をかいかぢり、

 

ひとりは死に、死後の転生をちかい、

 

ひとりは生きて、生きて生き逃げ落ち、

あらゆる未来における敵を打ち食いばみ、

喰い射殺すために行き行きては行き果て、

最果まで行きすべての世に、歴程の果てに

矢じりを引くように生き、行き果てては死んだという……。

 

それが……。前世の……私だと言うのだ。前世の私だったというのだ。